首のぶつぶつ(首イボ)特集!首にブツブツができたら首イボを疑え!
目次
首イボができる原因
首イボには、大きく分けるとウイルス性のものと老人性のものがあります。
ウイルス性のイボ
ウイルス性のイボは、ヒト乳頭腫ウイルスと言うウイルスの一種が皮膚に感染してできます。
ヒト乳頭腫ウイルスは、健康な皮膚には感染できませんが、小さな傷などがあると、そこから皮膚に入り込んでイボができてしまいます。
そのため、アトピー性皮膚炎の方はウイルス性のイボができやすいと言われています。
首に限らず様々な部位にできますが、顔や首にできたときは、先端がとがった細長い突起物になることが多いのが特徴です。
老人性のイボ
一方老人性のイボは、スキンダックやアクロコルドンと呼ばれるものです。
これらは、ほとんどの場合は中高年になってからできますが、20代から徐々にできることもあります。
アクロコルドンとスキンダックは同じイボという位置づけですが、形状で区別されています。
アクロコルドンはイボの中でも小さく、色は褐色です。
イボというと突起物というイメージがあるかもしれませんが、アクロコルドンは平面状のイボです。
色も皮膚に似ているため気付きにくく、シミと間違えられることもあります。
スキンタッグは球状で突起しており、アクロコルドンより大きいのが特徴です。
アクロコルドンもスキンダックも、加齢によるターンオーバーの乱れによってできてしまいます。
肌の生まれ変わりのサイクルが乱れると、垢となって剥がれ落ちるはずの古い角質が肌に残り固まってしまいます。
そのかたまりが、アクロコルドン・スキンダックといったイボになってしまうのです。
特に首は皮膚が薄くデリケートな部分なので、紫外線や衣服・アクセサリーの摩擦などのダメージを受けてイボができやすい部位と言えます。
首イボを放っておくと、どうなる?
首イボができてしまったとき、まずはそのイボがウイルス性のものなのか、老人性のものなのかを判別する必要があります。
ウイルス性だった場合、放置するとさらに増えたり大きくなってしまいます。
また周りの人に感染してしまう恐れもあります。
ウイルスが自分の肌に飛んで感染を広げてしまうので、自分でつぶしたりひっかいたりするのも避けてください。
自己判断で放置しておくと悪化する原因になりますので、イボができたときは必ず皮膚科を受診しましょう。
自宅でできる首イボのケア
ウイルス性のイボは感染する可能性があるので、セルフケアではなく皮膚科で除去・治療をしましょう。
老人性の首イボは人にうつる心配がないため、必ずしも皮膚科に通院する必要はありません。
何より老人性のイボの場合、日常生活に支障がない限り保険が適用されないことが多いです。
自由診療になってしまうのです。
保険が適用されない場合、高額なものになると数万円かかることもあります。
病院での治療を検討している方は、大きさや数によって除去方法も異なるので、どんな治療法か、保険は適用できるかなど事前に確認してから病院に行くとよいでしょう。
できるだけ手軽にケアしたい方は、自宅でのケアも可能です。
病院でハサミで切除する治療法がありますが、自分でケアする場合、切る方法はおすすめできません。
自分で切る場合に一番心配なのが、傷口に雑菌が入る可能性です。
傷口に雑菌が入ると、化膿して傷跡が残って以前よりひどくなってしまうかもしれません。
また自分で切った場合、深く切ると出血して跡になる可能性があります。
逆に浅く切れば、根元が残って再発してしまいます。
このように自分で切除するのはリスクが高いのでやめましょう。
医者以外の誰かにやってもらうというのも危険なのでおやめください。
最近では首イボ用のクリームも販売されているので、治るまで少し時間はかかりますが、クリームの使用が安全でおすすめです。
数ヶ月の使用で、イボができにくくなったり、できていたイボがポロリととれることが期待できます。
ヨクイニンや杏仁オイル、ドクダミエキスがイボのケアに効果が期待できるので、これらの成分が配合されているものがよいでしょう。
首イボがまだできていないという方も、早いうちから予防のケアを始めておくことが大切です。
首イボは、紫外線や摩擦などの刺激によってできやすくなります。
日焼け止めを首までしっかり塗り、紫外線対策をしっかり行いましょう。
また、肌が乾燥していると肌の生まれ変わりのサイクルが乱れて古い角質がたまりやすくなります。
顔だけでなく、首元やデコルテまでしっかり保湿しましょう。
ネックレスなどのアクセサリーによる摩擦も首イボの原因になりかねないので、身につけるアクセサリーの材質にこだわることも大切です。
若々しい首元を保つためにすべきこと
スキンケアはしっかりしていても、首やデコルテのケアまでできている方は少ないかと思います。
しかし、実は首の皮膚は顔の皮膚の約半分の厚さ。
とても薄く、乾燥しやすい部位なのです。
また顔とは異なり、首には真皮と骨を繋ぐじん帯がありません。
上下左右に動かすことも多いので、シワができやすい部位でもあるのです。
首イボだけでなく、乾燥やシワを防ぐためにもしっかりと保湿することが大切です。
スキンケアの時には、首やデコルテまでが顔だと思ってお手入れするようにしましょう。
首のぶつぶつ(首イボ) 記事監修者情報
ニックネーム:ひろ
趣味:ヨガ、ピラティス
コスメ・美容好きがこうじて、百貨店コスメカウンターで働いている現役美容部員です。
美容部員になって約8年。
毎日の積み重ねが健康・美を作っていくものということを実感しています。
キレイになると、毎日面倒に感じていたスキンケアやメイクも楽しみながらできるようになりました。
最近では心身の健康が大切だと思いアロマテラピーにも挑戦中です!
今はたくさんの商品や情報があることで、本当に自分に合うもの、必要なものを見つけるのが大変になっているように感じます。
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特に首にできるブツブツは、ニキビとは全く違う「首イボ」の可能性があります。
間違ったケアでは治るどころか、ブツブツが増えてしまうこともあります。
イボと言うと高齢の方にできるイメージがあるかと思いますが、そんなことはありません。
首にブツブツができたら、一度首イボを疑ってみましょう。