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夫の不倫から人生初の裁判を経験したエステティシャンの体験談を包み隠さず公開!

不倫中の男女の画像

赤裸々公開! 夫の不倫から人生初の裁判を経験した体験談

エステティシャンEmy
大人キレイ美容マニアチームに所属しているエステティシャンのEmy(ニックネーム)です。
今回、初めてコラムを書かせていただきます。
内容はとってもヘビーなのですが、ここ数年で一番印象に残った内容を書くということをテーマとしたのでお許しください。
というか、このコラムのためにいばらの道を選びました。

目次

夫の不倫が事件の始まり!

不倫LINEの画像
私は今まで平穏な人生を歩んできたんですが、ある3連休の前の前日に波乱を迎えることになります。
酔っぱらって帰宅して爆睡中の夫のスマホがブーブーうるさいので覗いてみたところ・・・

なんと、不倫をしていたことが発覚!
LINEで不倫相手からリアルタイムに連絡が来ていたのです。

当然、私は怒り心頭です!
夫を叩き起こしてコレは何?と詰めます。

寝ぼけていたのか、最初は否定していたもののLINEを見たことを告げたら観念し、自白を始めました。
この日を境に今まで平穏だった私の人生に「波乱」が入り乱れていったのです。

まずは弁護士に相談!

不倫をされて悔しいという思いは、夫から謝罪をされただけではとてもじゃありませんが収まりません。
婚姻関係を継続していくかどうかの判断はまず先送りし、とりあえずは不倫相手への慰謝料の請求です。

ということで、まずは無料相談を受け付けている弁護士事務所を片っ端に訪問しました!
最後には30分~1時間の相談で5000円程度の相談料の弁護士事務所も利用する始末。
私の3連休は弁護士との相談漬けで終わりました。

不倫相手への慰謝料請求の相談をした際に、多くの弁護士から言われたことは、きちんと証拠を集めましょうということでした。
LINEのやり取りだけでは、単なる言葉遊びだったと言われて逃げられてしまうこともあるそうです。

不貞行為を行った日や場所などを特定できればベストとのこと。
そして裁判を起こすことも視野に入れて不倫相手の住所や連絡先も特定しなければなりません。

とりあえず弁護士の先生方と相談して、私がやらなければならないことが不倫の証拠集め不倫相手の情報ということがわかりました。

人生初の探偵を使う!

浮気調査専門の探偵事務所のHPへ

不倫と言えばその証拠集めに探偵を使う!という方が多いのではないでしょうか。
私はここでTVでおなじみの原一探偵事務所を利用しました。
無料相談からの依頼です。

夫のスマホから得た恐らく住んでいるであろう大まかなエリアと、名前・職種・肩書・大まかな勤務エリアを伝えました。
これだけの情報だったにも関わらず、3週間後には不倫相手の住所と勤務先を特定することに成功しました。

人生初の弁護士事務所に依頼!

不倫相手の住所と勤務先を特定はできたのですが、不貞行為を働いていたという証拠は集めることができません。
なぜならあの日以降、夫が不倫相手との連絡を控えていたからです。

ということで、またまた弁護士事務所への相談となります。
ほとんどの先生が問題ないとおっしゃってくれたのですが、その中で

勤務先に内容証明を送り不貞行為をしていた書面に印を押させる⇒その事実を持って後日、慰謝料を請求するというフローで進めるのが良いとわかりやすいアドバイスをいただけた弁護士事務所に正式に依頼することになりました。

不倫相手の勤務先に内容証明!

内容証明への返答は期限と定めた1週間後になされました。
これから慰謝料請求をされるとも知らずに、不貞行為を働いていたという事実を認める書面にバッチリが押されています。

不倫相手からすればこれで済んでラッキーぐらいに思っているのでしょうか。
世の中そんなに甘くありません。

いよいよ慰謝料を請求!

LINEのやり取りだけでは本人が認めない限り不倫をしていた完璧な証拠とはなりません。
ですが、バッチリ印の押された内容証明が手元にありますのでもう逃げ場がありません。

どのくらい慰謝料を請求するのかは私の自由なのですが、常識外にふっかけても無駄な争いになるだけと思っていたので、いくつかの判例を調べて200万円が妥当かなという結論に至りました。
弁護士からも100万円~200万円が一般的と言われたのでまあ、この辺かなと。

相手も弁護士を付けてきた!

慰謝料の請求は内容証明と同じく、弁護士事務所を通して不倫相手の勤務先に送りました。
ここで考えられる可能性は4つ。

  1. おとなしく払う
  2. 減額してくれと言われる
  3. バックレされる
  4. 争う

③の可能性を消すために期限内に支払わなかった場合は裁判にすることを書面に記載しました。
ということで実質、① or ② or ④と推測していたのですが、不倫相手が選んだのは・・・

弁護士をつけて徹底的に争うということでした。
つまり④を選択したのです。

議論は平行線

相手も弁護士をつけてきたので、弁護士事務所通しでのやり取りとなります。
質問書⇒回答書の往復などが10回以上、期間にして2ヶ月はかかったのではないでしょうか。

相手の言い分をまとめると、「不貞行為を働いていたことは認めるが、書面で謝罪をしているのですでに済んでいるはずだ」ということ、そして「自分は毎回誘われた立場なので責任を割合にすると1割程度だ」ということでした。

まあ、できれば慰謝料を払いたくない、払うとしても大幅に減額したいということなのでしょう!
当然、そんな主張を私が受け入れるはずもありません。
つまり議論は平行線のまま、折り合いが付きそうもありません。

不倫相手からの裁判予告!

ずっと平行線だった議論に進展があったのは相手方からの一方的な通知でした。
その内容は・・・

不倫相手のスマホに非通知電話を繰り返しているのは、度を超えた嫌がらせだと、このままだと裁判をしますよ!とのこと。

私としては寝耳に水。
まず不倫相手の電話番号は夫に消されてしまい、電話すらできない状況だった訳ですから迷惑行為などできるはずがありません。

怒りが頂点に達した私は裁判することにしたのでした。
多額の弁護費用を支払うことを決意するのには気が引けましたが、実体験コラムに使えるので思い切って決断したのです。

訴状は弁護士の先生が地方裁判所へ提出し、2日後に受理されました。
今後、裁判所と訴訟進行について協議の上、第1回期日の日程調整を行い、相手方へ訴状が送られることとなります。
とりあえず訴訟提起完了です。

相手方書面は徹底抗戦の腹立つ内容!

相手方へ訴状が届いたようで、その反論書面が裁判所に提出されたようです。
その時の報告を受けた弁護士事務所から送られてきたメールは下記の通りです。

相手方より書面が提出され、積極的に争う姿勢を見せてまいりました。

端的に申しますと、

①慰謝料として200万円の支払を拒否(減額相当との主張)
②交渉段階で脅迫・強要があったとして、反訴(慰謝料等の請求)を予定している

ということになります。

裁判所の関心によっては奥様への尋問等も必要となりうることをあらかじめご理解ください。

次回期日までにこちらの反論等を準備する必要はありません。
裁判所内での裁判官の反応をみてから、じっくり検討いたしましょう。
お心を強くもって臨まねばなりませんので、ご無理のないよう、お願いいたします。

何を持って「交渉段階で脅迫・強要」があったとするのか、全くもって腹立つ内容でした。

反論書面を提出!

全く事実に反する内容なので当然、反論書面にも力が入ります。
弁護士に書面を作成してもらうために、LINEのやり取りや探偵からの報告書類などを一通り渡しました。

弁護士に頼んでいるので意外と楽です。メールのみのやり取りですからね!
書類作成後の連絡は下記のようにいただきました。

次回提出予定の、相手方主張に対する反論書面(第1準備書面)を作成いたしました。

事前にいただいていた資料、素材を利用させていただきましたが、詳細に主張しすぎない方が今後のために好ましいところは控えめにしてあります。

特に、写真があることは今の段階では伏せておいたほうが良いでしょう。
内容をご確認いただき、事実に誤りがないか、チェックいただければと思います。

次回はこちらの反論文書を提出し、相手方からの和解提案などがあれば提示を受ける流れになると思われます。
反論文書に大幅な改変が必要な場合や、ご確認事項がある場合には、打ち合わせを予定どおり行いましょう。

打ち合わせまでは必要がないようであれば、予定をキャンセルしていただいてかまいません。
御連絡をお待ちしております。

ついに被告(不倫相手)とご対面!?

今までは裁判に必要なことを弁護士に一任していましたが、次は口頭弁論が行われるとのことで私(原告)も出廷することになりました。
つまり不倫相手(被告)も出廷することになります。

どんな奴なのか、気になって出廷日が近づくにつれてアドレナリンがドバドバ状態です。
ある意味楽しみにしていたのですが、なんと・・・

御連絡事項です。
昨日、相手方代理人より辞任届が提出されました。

守秘義務の範囲内での聞き取りとはなりますが、どうやら本人との連絡がうまく取れず、弁護士の側から辞任を申し出たようです。
したがいまして、明日の期日には相手方代理人は出廷しません。

相手方本人が出廷すれば、裁判官を交えて今後の進行を協議することになるでしょう。
相手方本人が出廷しない場合や出廷の見込みが薄い場合、裁判官と判決に向けた協議を行うこととなりそうです。

どちらにしろ、明日期日での相手方本人の出廷次第で方針が定まります。
とりいそぎ、ご報告まで。

このようなメールを弁護士からいただきました。
ん~、恐らくバックレる気だな~となりますよね!
まず間違いなく被告は出廷してきませんが、私は時間に遅れず出廷しなければなりません。

人生初の裁判所への出廷!

人生、何事も経験と言いますが、経験したくないことも多々あります。
その一つが裁判ではないでしょうか。
私はその人生初の裁判を出廷することによって思いっきり実感したのです。

テレビでしか見ることのなかった外観。
中に入るまでの手荷物チェック。
そして目の前にいる裁判官。

とても小さい会議室のような場所で被告が現れるのを私と弁護士、裁判官、秘書官の4人で待ちます。
ところが出廷時間を15分過ぎても被告は現れません。

まあ、予想通りでしたが人生初の裁判所への出廷は空振りに終わりました。
ここで決着がついた訳ではなく、もう一度同じように出廷することになりました。
どうせ来ないのに…。

人生初の勝訴!

2回目の口頭弁論でも当然のごとく被告は出廷しませんでした。
ということでそのまま裁判は被告のいないところで勝手に進み、後日、弁護士から下記のような連絡がありました。

お待たせいたしました。
裁判所より、第一審の判決が届きました。

慰謝料額として192万円の認容、192万円を支払えという内容です。
正式に一括請求できるようになりました。

仮執行宣言がついておりますので、相手方に判決書が送達され次第、強制執行も可能です。
現段階で、勤務先は退職している可能性が高く、銀行口座等も判明はしておりません。

可能性は低いまでも、把握している勤務先への給与の差押えをご希望でしたら、どうぞご相談ください。
強制執行(債権執行)の手続を検討しましょう。

まずは判決文をpdfにてお届けいたします。
お時間のよろしいときに御連絡ください。

判決文に関しては問題ないであろうところだけを切り取ってアップさせていただきます。

判決文

慰謝料の他に損害賠償も請求していたのですが、こちらは認められませんでした。
ただし、私の弁護士費用の5分の3は被告が支払うことになります。
そして被告が支払わない場合は、年5%のお金を取ることができるようになります。

お金の回収は別件!

今回の裁判は勝訴できるということが分かっていましたが、少し躊躇いの気持ちもありました。
なぜならお金を絶対に回収できるとは限らないからです。

例えば銀行口座から全額を引き落としされたら回収できません。
仕事を辞めてしまうと給与を差し押さえすることもできません。

後者に関しては現実のものとなってしまっています。
つまり裁判費用分の損をして回収できないという可能性もあるのです。

勝訴しても自動的に裁判所がお金を回収してくれるわけではなく、自分で口座を突き止めて差し押さえしたりしなければならないのです。
裁判の結果とお金の回収は別ということなのです。

とりあえず強制執行!

お金を回収する際にも弁護士に依頼するため別で費用がかかることになります。
回収できなければ赤字です。

コラムネタになったからいいか!という考え方もできますので試しに強制執行の手続きを依頼することにしました。
弁護士に委任状を私、裁判所より強制執行に必要な執行文付与という手続を行ってもらいます。

給与の差し押さえはできず…

まず手間なく確実に毎月回収できるということもあり、給与の差し押さえから挑んだのですが、予想通り被告は会社を退職していました。
つまり回収できずです。

銀行口座から回収!

被告の銀行口座を突き止めることができれば、残高を差し押さえすることができます。
一昔前まではこの銀行口座を探すのが難しかったようですが、今は若干緩くなっているようです。
弁護士の先生からのメールで分かると思います。

お待たせしております。
ただいま、裁判所から執行関係の書類の返還を受け、次の預貯金口座への執行の準備をしているところです。

ひとつご相談があります。
相手方の住所地から銀行口座のあたりをつけることが少々難しく、

今年度に入って弁護士会を通じた全店照会(全国の支店を検索し、口座の有無を調べるものです)を行えるようになった銀行等に対し、弁護士法23条に基づく預貯金口座の有無を確認する手続をとれないかと検討しております。

いまのところ、みずほ銀行、三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行、ゆうちょ銀行が事前照会に応じる意向を示しています。

1行あたり、約1万円の費用がかかるのですが、仮に全店照会が行われれば、執行の可能性が格段に高まると思われます。
もちろん、上記4行に口座がなければ無駄な費用とはなってしまいますが、できましたらご検討いただきたいと思います。

どうぞ御連絡ください。
また、ご質問がございましたら遠慮なくお問い合わせください。

弁護士法23条に基づく預貯金口座の有無を確認する手続なるものが光明という訳です。
ただ4つの銀行に照会をかける費用だけで4万円…。
お金が嵩みますが、コラムネタ提供のために頑張ります!

銀行口座差し替えの結果!

では早速、差し押さえ結果を報告させていただきます。
ここでも弁護士の先生からの報告を貼ります!

お待たせいたしました。
債権差押えの結果が出ました。

ゆうちょ銀行には1000円ほど残金がありましたが、その他の銀行には100円に満たない状況となっております。

債務者である被告へはすでに送達が完了いたしましたので(差押えになったという事実が通知されたことになります)、取立が可能となりました。

ゆうちょ銀行は出向いて小切手のようなものを受け取ることになりますが、その他の銀行については原則振込対応であり、振込費用の方が高くなってしまうため、他の銀行については債権差押えといったん取り下げる予定です。

現在の差押えをいったん取り下げるだけですので、今後、再度の差押えは可能です。
残念ながら、十分な金額の回収には至っていません。

今後、新たな勤務先などが判明いたしましたら改めての強制執行を検討いただければと思います。

まずはご報告させていただきます。
今後の進行について、いちど協議させてください。

はい!大赤字です!!
最後にまとめに入らせていただきます。

夫の不倫から人生初の裁判を経験した体験談 まとめ

エステティシャンEmy
結果、得をしたのは弁護士事務所だけということなのでしょうかね。
まあ、私も人生初の経験ができたということで人間としての深みが増したかもしれませんし、良質な?コラムネタを提供することができました。
私はコラムネタへの投資と割り切れますが、一般の方は裁判までは発展させずに和解に持ち込むというのが一番良いでしょうね!

例えば私の場合は、慰謝料を50万円程度にしておけば裁判に発展させずに全額回収ができたのではと思っています。
大人キレイ読者様の今後の参考にとならず、好奇心を満たすようなことができる内容であったのであれば幸いです。

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