化粧品に含まれている成分の期待できる効果を看護師エステティシャンが解説！

看護師の資格を持つエステティシャンがわかりやすく期待できる効果を解説！　化粧品の成分

今は原材料や添加物を成分表示を見て商品を決める人が増えてきました。
しかし、話題の成分や流行にただ乗って「肌に良いもの」と思って買っていませんか。
実はそれではもったいないお買い物です。

自分のお肌に必要なものを選んで使うことによって、化粧品による肌トラブルも回避できますよ。
そこでこちらでは、化粧品に含まれている成分で主要なものをいくつかご説明します。
自分の肌に合っている成分はどのようなものなのか、自分のスキンケアには何が必要なのかを知っておくだけでもプロのアドバイスなしで正しい化粧品を選べるようになりますよ！

美容オイルとして有名なスクワラン

スクワランは、美容オイルとして有名です。
サメの肝油から抽出されたものと、植物から抽出されたもの2種類あります。
植物由来のものはオリーブやベニバナなどのものから作られており、サメ由来のスクワランよりもサラッとしたテクスチャーです。

純度は植物性より動物性の方が高いのですが、刺激性は植物性の方が低いので小さなお子さんや肌の弱い人が使う場合は植物性の方がおすすめですね。

スクワランという成分は、元々スクワレンという成分に水素で酸化しないよう品質を安定したもので、スクワレンは私たちの皮脂腺からも数パーセント含まれています。

なので、皮脂に近い親しみやすい成分なため、肌になじみやすいのが特徴です。
スクワランは無色透明のサラッとしたオイルですので、スキンケアの仕上げに使うのも良いでしょう。

希少価値の高いものですが、少量でも十分伸びが良いですよ。

スクワラン×ヒト幹細胞培養液！ヒトユライ プレミアムモイスチャライザー！

2017年11月26日

エイジングケア成分としてもおすすめのアルガンオイル

アルガンオイルも美容オイルといわれる代表的な成分です。
モロッコ生まれでアルガンツリーから落ちた実から抽出されてアルガンオイルは作られています。

アルガンオイルには、オレイン酸、リノール酸、パルミチン酸、ステアリン酸が含まれており、美容に良いとされる成分が充実しています。
また、ビタミンEが豊富ですのでエイジングケアにもってこいですね。

ANOCOIはデリケートゾーンのニオイ対策・黒ずみ対策専用！贅沢な生クリーム石鹸で洗浄×パック！

2018年7月10日

手作り石けんもアルガンオイルメインで作ることができます。
エステでも使用するような柔らかいテクスチャーの石けんが作れます。
デリケートゾーン専用としても使えるような優しい美容石けんにもなるのです。

アルガンオイルは全身に使うことができ、エステでもボディオイルとして使われることもあります。
高い保湿効果が期待でき、マッサージ向きといっても良いでしょう。
アルガンオイルでエイジングケアとマッサージで一石二鳥かもしれませんね。

ほとんどの化粧品に含まれるグリセリン

どんな化粧品にも含まれているグリセリンは、科学的に作られた保湿成分です。
化粧品以外にも見かけることが多々ありますよね。
食品添加物や化粧品、様々な場所で活躍するグリセリンは、毒性が弱く人にも肌にも使いやすい成分というわけです。

グリセリンは手作りのスキンケアでもベースとなる成分で、保湿性に優れ他の成分とも相性が良く、相乗効果も期待できます。
敏感肌の人や添加物が気になる人は、グリセリンでお手製の手作りスキンケアを楽しむのも良いかもしれませんね。

シアの木からとれる保湿成分シアバター

保湿成分として有名なのがシアバターです。
常温でも固形状であることからバターと呼ばれ、シアの木からとれる油分がシアバターとなります。

手作りスキンケアではキャリアとして使われることはもちろんのこと、ボディケア商品やハンドクリームなど保湿効果を高くしたいものにはよく使われていますよ。

美容オイルもそうですが、シアバターにも精製されたものと未精製のものがあります。

精製されたものは溶剤を使って不純物を取り除いたもので、未精製のものは不純物は残るものの、そのもの本来の成分が残っていますので栄養価の高いものと言えるでしょう。

どちらを使うのかはお好みになりますが、敏感肌の人や刺激に弱い人は精製されたものから使うと安心かもしれませんね。

未精製のものはナッツのような香りも強く、アレルギー反応が出る可能性もないとは限りませんので自身をよく観察しながら使っていくと良いでしょう。

漢方生薬としても使われるオタネニンジン根エキス

オタネニンジン根は、朝鮮人参や高麗人参とも呼ばれています。
含まれる代表的な成分としてはサポニン、アセチレン化合物、アミノ酸などが含まれています。

化粧品としては高い美容効果が期待できるものとして知られており、漢方としては疲労回復、強壮効果などが期待できます。

オタネニンジン根エキスは、めぐりを良くする効果が期待でき、毛髪サポート成分としても有名です。
そのため薄毛対策として育毛剤に使われています。

漢方生薬として使われるくらいですので、安全性の高い成分と言えるでしょう。

炎症を抑える目的で使われるグリチルリチン酸2K

グリチルリチン酸とは、マメ科のカンゾウという植物の根や茎から抽出された成分で、カリウムと合わせることで白い粉となります。

水に溶けやすいものをグリチルリチン酸2Kと呼びます。
大きな特徴は炎症を抑える効果が期待できるところです。
そして水に溶けやすいため化粧品にも配合されています。

ニキビや肌トラブルが起きている人は、炎症を抑える目的で使うことでお肌が落ち着いてくるでしょう。
敏感肌用や乾燥肌用の化粧品に含まれていることが多いですね。

毒性が弱く、アレルギーが起きにくい成分でもあります。
成分表に記載されていても安心して使える成分と言えるでしょう。

化粧品の保湿成分・美容成分がお肌にもたらす期待できる効果のまとめ

話題の成分や意外と知らない成分があなたの身の回りで活躍してくれていることを、お判りいただけたでしょうか。
様々な成分をご説明いたしましたが、いずれも単体では効果が期待できるものではありませんので、そこは頭に入れておいてくださいね。
あくまでも効果が期待できる成分としてご紹介したまでであり、他の成分との相乗効果であなたのお肌を整えてくれるとお考えください。

美容オイルといっても多種多様あり、それぞれに個性がありますのであなたのお肌に合うかどうかも文字で読むのと実際に使ってみるのでは全然違います。
美容成分もまた同じで、実感しやすいと感じるものとそうでもないと感じるものもあります。

つまり、個人差がありますので全員が全員に合うというものではありません。
自分が今使っている化粧品で合わないと感じるのではあれば、何か刺激となる成分が含まれているのかもしれません。

その何かを探るには努力が必要です。
人によって反応するものが違いますので、根気よく自分を知っていかなければなりません。
そのためのツールとして、この記事が役に立ってくれたらと思いながら、書きました。

エステティシャンだからといってすべての成分を知り尽くしているわけではありませんが、私の持つ知識をこの記事を読んでくれたあなたにも伝わっていたら、とても嬉しいです。
この記事があなたの化粧品選びの助け舟となりますように。

化粧品の成分 記事執筆者情報

化粧品の成分とその期待できる効果に関する記事は、看護士の資格を持つエステティシャンのshimaramu先生が監修しました。

【プロフィール】
看護師でありエステティシャンでもあるプライベートサロン経営者。
高校時代に助産師に憧れ、看護学校に進学、そのまま看護師へ。
2014年にエステモデルの依頼がきっかけで自身もエステの資格を取得しようと決意し、エステティシャンへ転身。
看護師時代の知識を活かしながら健康相談も兼ねて、内と外からキレイにをモットーにプライベートサロンを営んでいる。
イベントなどに主催側として参加するなど、美容に関する知識と経験が豊富。