お腹ニキビ 原因と対処法!
目次
お腹ニキビができるのは不思議なことではない
顔や背中のニキビでお悩みの方は多いですが、お腹にニキビはできるものなのでしょうか?
お腹は洋服のゴムやベルトによる締め付けで、蒸れたり、擦れたりと刺激を受けやすい部分です。
また、お腹の皮膚は体重の増減で伸びたり縮んだりしています。
実は、お腹の皮膚は様々な刺激や環境の変化に影響を受けやすく、お腹ニキビのような皮膚トラブルが起こることがあるんです。
しかも炎症を起こす赤ニキビだけでなく、皮脂の過剰分泌による白ニキビもできてしまうこともあります。
お腹にニキビはなぜできるのか
お腹ニキビの原因は、顔にできるニキビとあまり変わりません。
美容部員という仕事柄、多くの方からお肌の悩みを聞きますが、「ニキビ=オイリー肌」と思い込んで間違ったケアをしている方がとても多いんです。
皮脂はニキビの原因の1つですが、ニキビができやすいからオイリーというのは大間違い!
顔もお腹も正しいケアをするために、まずニキビができるメカニズムについて知りましょう!
皮脂腺から分泌された皮脂は、通常は毛穴から肌の表面に排出されます。
でも毛穴が詰まっていると、出口をなくした皮脂が毛穴の奥に溜まってしまいます。
そこに、皮脂や汚れを栄養源とするアクネ菌が繁殖することで刺激を受け、ニキビができてしまうのです。
メカニズムを図解すると下記にように3ステップで表すことができます。
ではなぜ毛穴が詰まってしまうのでしょうか?
主な原因は2つあります。
1つは、気温などの環境の変化やストレスなどによるホルモンバランスの乱れにより、皮脂が過剰に分泌され毛穴を塞いでしまうためです。
2つ目は、肌が乾燥しバリア機能が低下することで、肌の生まれ変わりのサイクルが乱れて、厚くなってしまった角質が剥がれ落ちずに毛穴を埋めてしまうためです。
ニキビは乾燥が原因でもできてしまうのです!
特にお腹周りは、気温が上がると汗や皮脂が過剰に分泌され、アクネ菌が繁殖しやすくなります。
また、洋服の締め付けなどの刺激によって乾燥することでも、毛穴が詰まりやすい状態になってしまうのです。
生活習慣もお腹ニキビの原因
昔から「皮膚は内臓の鏡」と言われているように、肌の不調は体からのSOSのサインです。
お腹周りにニキビができるときは、糖分の摂りすぎや栄養バランスが乱れている兆候です。
過剰な糖分が消化を邪魔してしまったり、胃腸の働きが低下して便秘になることで、お腹に老廃物が溜まり、お腹ニキビができてしまいます。
お腹ニキビを防ぐためにやるべきこと
一旦できると治りにくいお腹ニキビ…。
ニキビができないよう、日頃の予防のケアをしっかり行いましょう。
一番大切なことは、不衛生な状態にならないよう、肌を清潔に保つことです。
ニキビの原因となるアクネ菌は、汗・皮脂や汚れがあると繁殖します。
こまめに汗を拭いたり、シャワーを浴びるなどして、清潔な状態をキープできるようにしましょう。
かと言って、ゴシゴシ洗ったり洗い過ぎは乾燥してしまうのでNGです!
抗炎症作用や殺菌作用が期待できる成分が配合されたボディーソープで、やさしく洗いましょう。
肌のバリア機能が低下しないよう、入浴後はセラミド成分入りのボディミルクなどを塗って、しっかり保湿することも大切です。
保湿は脱ニキビ肌と美肌の基本!
ブロック効果のある保湿に優れた化粧品でケアはすることはとても大切なことなのです。
また肌への摩擦を防ぐため、綿やシルクなどのやわらかい素材のインナーを身に付けるのもおすすめです。
そしてお腹のニキビを防ぐためには、食生活の見直しが必要です。
こまめに水分補給を行い、食物繊維やビタミンなどの栄養をバランス良く摂取して腸内環境を整えましょう。
それでもお腹ニキビができてしまったら…
いろいろ気を付けていても、ニキビはふとした時にできるもの…。
お腹ニキビができてしまった時は、どうケアすればよいのでしょうか?
ニキビは痛みやかゆみを伴うことが多く、つい潰してしまいたくなりますが、悪化したり、跡が残ってしまうことがあるので禁物です。
アクネ菌が増えないよう、毎日入浴するなどお腹周りの肌を清潔に保つよう心掛けましょう。
炎症して赤く腫れたり、化膿している場合は、重症化しているので、皮膚科を受診することをおすすめします。
日頃から食事や睡眠を意識したり、ストレス解消できる趣味を持つことも、ニキビや肌荒れ防止の1つです。
そして体に摂り入れる栄養も意識することが大切です。
下記でご紹介している管理栄養士のまかむら先生のアドバイスを参考にしてくださいね!
体の声に耳を傾けながら、健康で美しい体を手に入れましょう!
お腹ニキビ 原因と対処法の記事執筆者情報
ニックネーム:KODAMA
保有資格:美容師免許、色彩検定2級
趣味:メイク・ピアノ演奏
女性は美しくなることで、幸せを感じまた幸せを感じることで笑顔があふれ、さらに美しくなっていきます。
いつの時代も「美しさ」を追及し続ける。
それが女性の本質だと私は思っています。
お腹ニキビができにくくなる食事
つまり、食べるものを選ぶことで、ニキビになりにくい肌を作ることは可能です。
ここではニキビ体質の改善に摂りたい栄養素についてまとめます。
オイリー肌が気になる方はビタミンB群
ニキビの原因の一つ皮脂の過剰分泌があります。
本来は肌表面の皮脂(油分)は、うるおいを保つうえで必要な材料ですが、いくつかの要因により過剰に分泌されてしまうのです。
いわゆる「オイリー肌」の状態です。
オイリー肌が続くと、毛穴に皮脂がつまり炎症を起こしやすくなり、ニキビが出来てしまいます。
ビタミンB群は、この皮脂分泌を調整し、オイリー肌を抑制する働きを持ちます。
特に注目したいのは、卵や乳製品に含まれるビタミンB2、マグロ、カツオ、鶏肉などに含まれるビタミンB6です。
オイリー肌が気になる方は、これらの食材を取り入れてみましょう。
消費されやすい栄養素なので、できるだけ毎食摂ることをお勧めします。
まぐろ、かつおの刺身、焼き魚、卵料理、無脂肪のヨーグルトなどがおすすめです。
ニキビの炎症が気になる方はビタミンA
ニキビ=炎症です。
一度できたニキビが治らず、赤くひりひりとした炎症状態が続いてしまう方は、要注意です。
肌表面のターンオーバーが滞り、さらには活性酸素が増えすぎてしまっている可能性があります。
ビタミンAは、ニンジン、ほうれん草、レバー、うなぎなどに含まれている栄養素です。
肌のターンオーバーを促し、さらに抗酸化作用を持ちます。
ビタミンAをしっかりと摂ることで、ニキビの治りが早くなることが期待できます。
「できてしまったニキビが治らない…」そう心当たりのある方は、ビタミンAを意識して摂ることをおすすめします。
にんじんソテー、ほうれん草のごま油和え、レバニラ炒め、サーモンなどがおすすめです。
肌のくすみを伴う方はたんぱく質
ニキビと一緒に、肌がどんよりくすんでいる方や、肌のハリが不足している方はたんぱく質不足の可能性があります。
たんぱく質はそもそも肌の材料となる栄養素です。
材料=たんぱく質が不足していると、いくら他にいい栄養素を摂ってもニキビは改善されません。
ダイエットをしていて食事量を減らしすぎたり、独自の方法でファスティングやベジタリアン食を実践している方によく見られます。
心当たりのある方は、美肌のためにたんぱく質を摂りましょう。
たんぱく質は肉、魚、卵、大豆製品に含まれています。
基本は、毎食たんぱく源を摂ることです。
しっかりとるのであれば、赤身肉のステーキ、焼き魚、蒸し鶏などがおすすめです。
間食や時間がないときの朝食で摂るなら、無調整豆乳、サラダチキンがおすすめです。
水分の摂取も重要
タイプ別の食事法を試しながら、ぜひ意識していただきたいのが「水分」です。
水分をこまめに摂ると、老廃物の排泄がスムースになり、必要な栄養素を肌に届けやすくなります。
美肌の命綱と言っても過言ではない水分。
1日2Lを目安に、こまめに水分を補給しましょう。
お腹ニキビができにくくなる食事の記事を執筆した管理栄養士のプロフィール
【経歴】
・全日本病院協会認定指導士
・大手電機メーカーで社員食堂栄養士
・クリニックでのダイエットカウンセリング(600名以上)
【プロフィール】
自分自身のアレルギー発症やなかなか痩せないダイエット経験があり、高校生の頃から、食と体の繋がりに強い関心を持ち、管理栄養士を志しました。
今では、関わる患者さんやお客様のサポートをすることにやりがいや専門職としての喜びを感じております。
これまでの経歴から管理栄養士としての専門分野は生活習慣病予防、ダイエットです。
そして現在進行形で美肌・アンチエイジングの分野の栄養学を専攻しています。
日々の食事を健康的にデザインしたい方に、菅理栄養士としてお手伝いできればと思います。
夏に向けてシェイプアップはばっちり!
でも、あせもやニキビで肌が荒れていたら、せっかくのウエストラインも台無しですよね。
夏は気温の上昇や冷房による冷えなどで、肌トラブルが起きやすい季節。
特にお腹周りは内臓があり、健康と関係が深い部分です。
今回は、夏にできやすいお腹ニキビの予防とケアの方法について紹介します!