声が裏返る 原因と裏声をコントロールする方法を解説!
目次
そもそも 声が裏返る その原因とは??
カラオケなどで歌を歌っている時、高音を出そうとして声が裏返った経験はありませんか?
これは多くの方が経験していることだと思います。
しかし、人がいる前で歌っている時に声が裏返ってしまうと、やはり恥ずかしいと思ってしまいますよね。
声が裏返ることを専門用語で“フリップする”と言うそうです。
フリップという単語にはひっくり返るという意味があるので、まさにそのままの意味ですね。
ではどうして声が裏返ってしまう時があるのでしょうか。
調べてみたところ、声帯に大きな負荷をかけて発声しまうことで声が裏返るようです。
さて、さらに疑問ですが、声帯に大きな負荷がかかる状態とはどのような時なのでしょうか。
声帯に負荷がかかる原因は
- 喉(舌根)が上がっている状態で声を出している
- 喉に力を入れて吠えたような発声
これらは歌を歌う時、初心者によく当てはまるそうで、特に喉が上がっている状態で力んでしまうと、声帯に大きな負荷がかかることになります。
その他にも人によって色々な原因があります。
特に男性はmid2D近くの音域で声が裏返りやすいそうです。
地声で音域を上げていき、限界を超えたところまでいくと裏声に変わってしまうという場合もありますよね。
このことから、地声の筋肉と裏声の筋肉、双方の筋肉の切り替えが滑らかに行えていない、というのが裏返りの原因だと思われます。
まずは下記の動画で自分の声域をチェックしてみましょう!
男性が裏返りやすいとされるmid2Dの音は動画の0:57~あたりです。
裏声をコントロールするにはどうすればいい?
よく声が裏返ってしまうという方は、舌根の位置を意識してみてください。
先程も述べたように、喉があがっている状態だと声帯を強く締め付けてしまい、負荷が大きくなってしまいます。
なので、舌根のポジションが重要になります。
舌根の位置を下げるようにして、声帯の負荷を減らすことを意識すると良いでしょう。
ですが、舌根を下げていても力んでしまうと声は裏返ってしまいます。
カギとなるのは声帯に負荷をかけないということなのです。
そのためには、声帯に負荷をかけない喉の使い方に慣れる必要があるでしょう。
地声のままキレイに歌いたいのであれば、やはり発声練習をすることが大切だと思います。
裏返らないようにするには地声の音域を拡げる練習をするのも良いと思います。
喉には輪状甲状筋という筋肉があります。
この筋肉は声帯を引っ張る時に使われる筋肉です。
声帯が伸びるほど高音を出せるようになるので、音域を拡げるならばこの輪状甲状筋を鍛えるのが良いとされています。
カラオケを高音域で歌いたいなら輪状甲状筋のトレーニング!
一概に輪状甲状筋を鍛えると言っても、どういったトレーニングをすればいいか分からない方もいるでしょう。
何も分からないまま発声練習をしても意味はないので、輪状甲状筋を鍛えることができるトレーニング方法を紹介したいと思います。
輪状甲状筋トレーニング その1
まず下あごを下げ、口を大きく開きます。
口を開ける時は下あごの骨を突きだすようにしましょう。
耳の少し前あたりに手を当てながらやることで、下あごの骨の動きが確認できます。
下あごを動かして痛みを感じる時は無理しないようにしましょう。
口を開いた後に息を吸い込み、息を多めに吹き込んで裏声で発声します。
裏声はフクロウの真似をするようにホーホーと声を出しましょう。
“ほ”の発声は息漏れしやすい音なため、他の音を出すよりも効果的に輪状甲状筋を鍛えることができます。
また、息漏れがある裏声というのは息漏れがない裏声の時より、のどに負荷をかけずに練習することができます。
ただし、裏声を出す時は勢い良く息を出すのではなく、ゆっくり少量の息で発声するように意識してください。
勢いよく大きな声を発声しようとすると、喉や声帯に強い負荷をかけて傷付いてしまう恐れがあります。
輪状甲状筋トレーニング その2
ハミングをすることで輪状甲状筋を鍛えることもできます。
単音をハミング、音階に合わせてハミングなど、ピアノやキーボードを使って音に合わせながらハミングしてみてください。
ハミングする時は裏声でするようにしましょう。
ハミングに慣れてきたら変化をつけていきます。
低い音から高い音まで一連の流れのように音を変えて練習しましょう。
この練習での注意点は、高音のハミングを行った時に息苦しいと感じた場合、トレーニングを中断してください。
喉に負荷がかかりにくいトレーニング方法ではありますが無理はしないで、自分に合わせた音階でハミングするようにしましょう。
輪状甲状筋トレーニング その3
3つ目は音域の高い曲を裏声を使って歌うトレーニングです。
曲のサビは音域が高いことが多いので、サビだけに絞って歌ってもいいですし、慣れてきたら裏声だけで1曲歌いきる練習をしても良いでしょう。
喉が締まっていなければどんな歌い方でも大丈夫です。
常日頃からから喉のケアをしよう!
歌ってみると声が出しやすい時や、逆に良い声が出せないという時あると思います。
喉のコンディションで声の調子も変化するので、なるべく喉を良い状態で保てた方が良いでしょう。
上記で紹介したトレーニングは喉に負荷をかけないようにトレーニング出来る方法ではありますが、喉のケアを普段から意識しておくことも大切でしょう。
まずは健康体を維持すること!
普段から健康を維持することは全てに対して大切なことです。
特に風邪をひくのは喉にとって最も悪影響です。
風邪をひいてしまうと喉が痛くなったり、声が出なくなってしまうことがあります。
ですので、風邪をひかないためにも健康的な身体作りを意識しましょう。
喉の潤いを保つ
乾燥も喉にとって悪となります。
声が枯れないためにも発声練習をする前には、きちんと水分を取って喉に潤いを与えてからトレーニングを行いましょう。
水分補給の際はスポーツドリンクだと吸収が早くて良いそうです。
冷たすぎるものよりかは常温のものが良いとのことです。
毎日の生活やトレーニング後の水分補給にこちらの『ASO水素水』はオススメですよ。
睡眠時にマスクを付けて寝る
マスクをつけたまま寝ることで、乾燥や細菌などから喉を保護することができるのです。
濡れマスクなど色々なマスクが販売されているので、検討してみるのも良いでしょう。
なるべく咳をしないようにする
咳は声帯に負荷をかけてしまうので、なるべくしない方が好ましいですが、生理現象なので絶対しないようにするのは難しいでしょう。
もしも、咳が酷い時は早々に医師の診断を受けにいきましょう。
きちんと睡眠時間を確保する
喉だけでなく身体をきちんと休めるためにも睡眠はしっかりとりましょう。
睡眠不足だと身体全体の機能が低下してしまいます。
ですので、毎日ちゃんと睡眠をとることが好ましいです。
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