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美容のプロが行う正しいパッチテストのやり方
目次
パッチテストとは
パッチテストとは化粧品やヘアケア商品など、自身の肌につけるものがアレルギー反応を起こすかどうかチェックするテストです。
アレルギー反応の特徴として、赤み・痛み・腫れ・痒み・発疹などが挙げられます。
パッチテストでこれらの反応が見られた場合には使用を注意・中止しましょう。
個人差や物によってアレルギー反応の出るものや出ないものもありますし、その日の体調によっても変化することがあります。
特に女性はホルモンが崩れやすいので、生理中や妊娠中・授乳中などちょっとしたことで変化が起きやすい時期はより注意が必要ですし、場合によっては控えた方が良いです。
必ずしも使えないということではありませんので、使えるようにするためにもパッチテストのやり方は知っておいて損はないと思いますよ。
パッチテストをする目的
先ほど少しお話させていただきましたが、パッチテストはその日の体調によっても反応する場合があります。
初めて使うものにパッチテストを行うことはもちろんですが、久々に使うものにもパッチテストとすると安心です。
今までは大丈夫だったのに急に合わなくなった、と感じる人もいます。
日々自分の身体は変わっていきますので、敏感肌の人や体調を崩しやすい人は特に注意して観察していきましょう。
アレルギー反応に気付かずに使い続けてしまうと、肌荒れで済まなりますのでパッチテストを甘く見ないでくださいね。
病院ではもっと本格的なアレルギー検査ができますので、心配な方はそちらで調べてみるのもよいでしょう。
除毛クリームのパッチテストの方法と手順
除毛クリームは除毛剤が毛のたんぱく質を溶かしてムダ毛を処理するものです。
毛のたんぱく質を溶かすということは、少なからず肌表面のたんぱく質も一緒に溶かしてしまうため肌荒れしやすく、パッチテストの必要性は大いにあります。
やり方は二の腕の内側か太ももの内側に使いたい除毛剤を硬貨ほどの範囲で塗りましょう。
肌質の柔らかい部分につけることで、反応を見やすくしています。
反応があるかどうかみるだけですので、広範囲に塗る必要はありません。
そのまま5~10分ほど置いてみて、濡らしたガーゼやタオルで拭き取るか、シャワー等で洗い流しましょう。
赤みや痒みなどの症状が出ていなければ、問題なく使うことができます。
しかし、反応はなくても後日荒れてくることもありますで、使う日もその後数日間は体調管理も徹底することで安心して過ごせるでしょう。
敏感肌の人や他の商品で荒れた経験がある人は、初回のみならず肌が慣れるまではパッチテストをやっていったほうが安心ですね。
添加物に配慮したものや保湿剤を充実させたものもありますが、肌や体質に合う合わないは別問題ですので自分の変化をよく観察していきましょう。
ヘアケア・ヘアカラー商品のパッチテストの方法と手順
髪の毛につけるのにパッチテストがなんで必要なのかと思う方もいるでしょうが、頭皮も皮膚の一部ですのでパッチテストは必要なのです。
やり方は除毛クリームの時と同様ですが、置く時間を30分ほど長く置いておいてください。
テスト時間が終わったら同じように洗い流すかキレイに拭き取り、反応がなければ使っても大丈夫でしょう。
特にカラーリングは刺激が強い成分が含まれておりますので、髪を染めているときに痒みや痛みが出たことがある人もいると思います。
市販品は髪や頭皮にダメージが出やすいので、心配な人は美容室で染めてもらうことをおすすめします。
私もそうでしたが、髪を染めているときに痒みや痛みが出た経験がある人もいます。
そういう時は我慢せずに美容師さんに相談してみましょう。
私はノンジアミンを使用している刺激を感じない髪萌シリーズ美容室に持ち込んでいます。
持ち込みが不可でもオーガニック素材で作られたものや、肌に優しいものを選んでもらえたり染め方を変えてもらうこともできますので、染める前に話を聞いてもらってくださいね。
美容師さんも大切なお客様に不快な思いはさせたくないですし、言いにくいかもしれませんがお互いに気持ちの良い時間を過ごすためには必要なことだと私は思いますよ。
化粧水や美容液、ジェルのパッチテストの方法と手順
スキンケア商品が今回ご紹介する中で一番刺激が弱そうなイメージがありますが、毎日使うものですので肌に合わないまま使い続けないようにするためにもパッチテストは大事です。
私も初めてエステを受けに来られたお客様には、必ずパッチテストを受けていただいています。
久々にエステをする方にも、念のためパッチテストをするくらいアレルギー反応には気を付けていますよ。
手順は除毛クリームやヘアケア商品のときと同様で、二の腕の内側に少量使いたいスキンケア商品を塗ったら少し時間を置きましょう。
10分程度でも大丈夫ですが、スキンケア商品は洗顔やクレンジング剤以外のものは洗い流すものではないので、半日~1日様子を見ても良いです。
敏感肌の人や体質によっては、添加物や特定の成分に反応を見せる人もいますので一概には言えませんが、反応がなければ使うことができます。
パッチテストでなんでもなかったのに使っているうちに肌荒れしてきたり、吹き出物ができくることもあると思いますが、体調の変化やデトックスで肌に変化として出ていることもあります。
しかし、肌荒れが続いてひどくなってきたときは合っていない可能性もありますので、ひどくなる前に使用を中止しましょう。
必要に応じて皮膚科への受診をしてくださいね。
パッチテストについてのまとめ
パッチテストの方法と手順についてご説明しました。
除毛クリーム・ヘアケア商品・スキンケア商品それぞれについてご説明しましたが、やり方はほぼ全て共通しています。
肌が柔らかくて衣服で隠れやすく、かつ観察しやすい二の腕や太ももの内側でパッチテストをしましょう。
使いたい商品を少量硬貨程度の範囲に塗ったら少し時間をおき、その後洗い流すか濡らしたガーゼやタオル等でキレイに拭き取ります。
拭き取りが終わった後、赤みや痒みなどの反応がなければ使っても大丈夫でしょう。
除毛剤は5~10分程度、ヘアケア商品は30分程度、スキンケア商品は10分程度か半日~1日時間を置いてみましょう。
あくまでも目安ですし、商品説明にパッチテストの方法が記載されていることがほとんどですのでそちらの手順を優先してくださいね。
もし、反応が出たときは必ず使用を中止してください。
そして必要に応じて皮膚科へ受診しましょう。
ひどくなってからでは処置が遅れることがありますので、使いたいからといって無理して使わないことだけは守ってくださいね。
パッチテストは、アレルギー反応を教えてくれる誰でもできる簡単なチェック方法です。
あなたをアレルギー物質から守ってくれる方法ですので、この機会にぜひ知っておいてくださいね。
あなたの知識があなたを守ってくれますように。
これを読んでくれているあなたも経験したことはあるのではないでしょうか。
しかし、パッチテストといっても使うものによって少しだけ違いがあります。
そこで今回は、パッチテストをする機会の多い除毛クリーム・ヘアケア商品・スキンケア商品のパッチテストの方法と手順についてご説明します。